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生活必需品を扱うお店を閉鎖する気など更々無い人たち × スーパーに行くのは不要不急の外出であると思う人たち = 食料品等の品薄

COVID-19蔓延に伴う外出自粛要請を受けての流れについて。

引用を多めにしたら500文字に収まらなかったのでここに書くことにした。

出落ち感あるタイトルだが、文字数に余裕が出来たので少し補足しておく。小池都知事が外出自粛を要請したところ、一部のバカが食いもんすら買いに行っちゃいけないものと勘違いし、その人たちがいろいろ買い溜めた結果、トイレットペーパーの時のような品薄の連鎖が発生した。その理由は、説明するまでもないことの説明を省略した結果にあると思い至った。

発端は、小池都知事の外出自粛要請

そして今週になりまして、オーバーシュート・感染爆発でございますが、この懸念がさらに高まっております。今、まさに重要な局面でございます。都民の皆様方にはこのことをくれぐれもご理解いただきまして、平日につきましては、できるだけお仕事の際はご自宅で行っていただきたい。もちろん職種にもよりますが。それから夜間の外出についてもお控えいただきたいと存じます。この週末でございますが、お急ぎでない外出は是非とも控えていただくようにお願いを申し上げます。

いわゆる「不要不急の外出」は自粛せよという奴ですね。

生活必需品を扱うお店を閉鎖する気など更々無い人たち

その要請の翌日、菅官房長官は「ロックダウン」の定義を訊かれ、以下のように答えた。

(5:06〜)「19日の専門家会議、その見解では、ロックダウンとは、爆発的患者急増が起きたイタリアや、スペイン、フランスといった国々で行われている、数週間の間、都市を封鎖したり、強制的な外出禁止の措置や生活必需品以外の店舗閉鎖、などの措置と記されて、これはあの、専門家会議ではそういうふうに記されてます。」

何やら紙を読みながら答えていたようだが、その文書は以下のものではないかと思う。

爆発的患者急増が起きたイタリアやスペイン、フランスといった国々(図5)では、数週間の間、都市を封鎖したり、強制的な外出禁止の措置や生活必需品以外の店舗閉鎖などを行う、いわゆる「ロックダウン」と呼ばれる強硬な措置を採らざるを得なくなる事態となっています。

不要不急の外出の自粛を求めている人たちは、皆これを読んだ上で行っているはずで、これが共通認識になっているものと思われる。この記述からすると、食料品等の生活必需品の買い出しは、いわゆる「不要不急の外出」に該当しないことは明らかであり、いちいち説明する必要はないと考えている可能性もある。(余計なこと言って責任問題に発展したら困るとかかもしれないが。)

おまけ: そういうのは都知事か厚労相に訊いてくれよと思ってそうな菅さん

(6:44〜)記者「TBSのカワxxです。東京都の呼びかけに関連してるんですけれども、国民の中には不要不急の外出について、外出に関する基準が分からず、買い占めに入る人も見受けられます。政府として不要不急とはどのような外出をお控えしてほしいという認識なのか、例えば、食料品の購入などは問題ないということなんでしょうか」

(7:04〜)菅「政府としては国民の皆さんに対して、まず換気が悪く多くの人が密集し、近距離での会話や発声が行われる、という3つの条件が同時に重なるような場を避ける行動を引き続きお願いをしております。東京都の呼びかけについてコメントすることは差し控えますけれども、今がまさに国内の急速な感染拡大回避するための極めて重要な時期であるとの認識のもとに、適切にご判断をいただければというふうに思います」

COVID-19対策は良い意味で首相案件なんだし、もうちょっと答えてあげても〜と思わなくはない。まあ質疑応答も大変よねぇ。

ちなみに記者の名前は隠したわけじゃなくて聞き取れなかっただけ。