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シーサイドライン逆走事故 (2019/09/06廃棄)
お断り: これは個人的なメモをMarkdown形式に整形したものに過ぎず、正確性や他者から視た解りやすさは考慮していない。
鉄道:無人で自動運転を行う鉄軌道の事故防止に関する検討会 - 国土交通省
第1回検討会(2019/6/14) 配付資料
- 「進行方向の指令をモーターの制御装置に伝える」信号線(DC100V!)として、前進用のF線と、後進用のR線とがある
- そのうちのF線が断線していた
- ATOは車上装置・地上装置ともに異常は認められず
- VVVF装置の仕様
- F線 R線
- H L 下り方向(金沢八景方面)
- L H 上り方向(新杉田方面)
- H H 保護動作(力行しない)
- L L 保持(ラッチ)
- Failsafe的にアウト。1ビットで済む信号を2線にした意味がない
- 他の6事業者ではFL・RL時は力行しないようになっている
- Failsafe的にアウト。1ビットで済む信号を2線にした意味がない
- 断線から事故までの流れ
- (前提)VVVFは下り方向にセットされている
- 事故の1本前の下り走行中にF線がLに
- FL・RLなので状態保持でVVVFは下り方向のまま
- 金沢八景折り返しでR線がHに
- F線は断線しているからLだが、通常時もLであり、VVVFが通常通り上り方向にセットされる
- 新杉田折り返しでR線がLになるも、F線は断線しておりHにならない
- 結果FL・RLとなり、VVVFが上り方向のまま保持される
- 道なき道へGoing my way!
- 約7.5秒で約24m移動
- 動労千葉の言うように、乗務員が居たらさすがに止める気がします
- 約7.5秒で約24m移動
- バンザイ直前はATC「40信号」、衝突して停止するとほぼ同時に「ORP20信号」を受信(急減速開始約0.4秒後にEBが動作)
- これじゃいざと言うときに止まれなくね?
- 上りと下りで車上子位置が違うの?だから意味がないタイミングなの?
- あるいは、車止めに衝突すると信号が…
- これは無いな。それだったらORP信号じゃなくて02信号だろう。
- ATC周りについては疑問が残ってしまった…
- 再び想定外が発生したら頼ることになるのに…
第2回検討会(2019/6/27) 配付資料
- 断線以外で逆走する可能性を検討してみた
- 「停止位置後方修正リレー」が誤作動した場合にF線とR線の論理が反転する可能性が浮かんだ
- 断線対策として、F線R線の状態を検知するように対策するから、まとめて対策できる
- 現状はF線R線とは別の線を使用している
- 1周回って戻ってきたF線R線を直接「駅ATO車上装置」に接続します
- 「ATO装置」にも引き通します
- 「ATC装置」は既にF線R線を利用しているけど、これもループ線から引くように改良するよ(Thanks動労千葉)
- 反転したら故障と検知
- 検知用の配線が断線したら故障と検知
- ただし駅間停車中に論理が反転すると故障と検知できない可能性
- ただし逆走を続けて閉塞区間を跨いだらATCに叱られる!
- 断線対策として、F線R線の状態を検知するように対策するから、まとめて対策できる
- 「停止位置後方修正リレー」が誤作動した場合にF線とR線の論理が反転する可能性が浮かんだ
- VVVF制御装置も改修します
- ラッチ動作やめます
- F線R線が共にLとなった場合は非常ブレーキが掛かるようにします
- 対策案はJR総研のお墨付き
第3回検討会(2019/7/19) 配付資料
- 対策案は正式に再発防止対策になりました
- 「停止位置後方修正リレー」も廃止します
- もちろんJR総研のお墨付き
- 「停止位置後方修正リレー」も廃止します